ファクタリングの手数料交渉はできる?
ファクタリング会社の方針によりますが、手数料の相場は“売掛債権の信頼性”に比例します。
入金の確実性が高く、回収の見込みが高い顧客だと判断されればより安いコストで現金化が可能という仕組みです。
ですから、より信頼性が高く、焦げ付きリスクが低い優良顧客と思わせることができれば手数料交渉にも快く応じる可能性が高いです。
ファクタリング手数料まとめ
まず結論から話しますと
- 手数料の交渉は可能
- 売り掛け債権の信頼性が必要となる
- 優良顧客になれば更なる手数料交渉が可能
- 1社だけでなく複数交渉するとよりベター
以下、詳しく説明してきます。
初回利用の場合
ファクタリング会社からしたら、どんな人柄でどんな企業かもわからない会社に対して、高額な現金を支払うのはリスクが高すぎます。
審査は神経質にならざるを得ません。
手数料交渉では、売掛先の信頼性・自身の返済能力の2本立てでアピールする必要があります。
交渉のポイント
タイミングと塩梅が大切です。
ファクタリング交渉に最適な時期は、毎月”10日〜20日“の間です。
ほとんどの会社組織は月末(25日〜31日)に支払いが集中し、このタイミングで、慌ててファクタリング会社へ問い合わせをするという流れが一般的に多いです。
さらに、あらゆる資金繰りを試したものの月末の支払いに間に合わず、翌月初にファクタリングを行うというケースも多く、毎月1〜10日頃も繁忙期となります。
一方で10日〜20日の間はファクタリング業界全体が閑散期となり、申込はピークの1/3以下に落ち込みます。この時期は彼らも仕事が無く暇な時期といえるでしょう。
さらに、支払期日までも10日以上猶予があるので、こちら側も気持ちの余裕を持って会社選びができるというメリットもあります。
ファクタリング会社の事情
いくら優良顧客でも、赤字を被ってまで買取してくれるファクタリング会社はありません。
ファクタリング会社も買取手数料がすべて利益になるわけではないので、事情を把握して交渉に望みます。
まず、手数料には広告宣伝費、人件費、事務所費用などの費用が発生します。
さらに一定の未回収がはっせいするため、無謀な手数料交渉には物理的に応じられないという事情もあります。
そのため2%〜5%ダウンが現実的な交渉ラインと言えます。
比較の重要性
理想的な相見積としては、3社に買取額を提示してもらい、2番目の会社へ1番の手数料を打診。その結果、1番の会社を上回る買取額なら決定、それ以下なら1番目の会社へ依頼という形が最もスマートでしょう。
ファクタリング利用者の多くは、焦りから冷静な判断力を失い「今決めてくれるなら手数料◯◯%にしますよ」などの営業トークに対し即決してしまうケースがあります。
100万円の買取でも5%変われば、5万円のコスト削減に繋がります。
また、高額案件の場合、ファクタリング会社にとって大きな案件は効率的に稼げるメリットがあるため、他社に奪われたくない心理が働きます。
そのため他社との競合をほのめかすだけでも、手数料交渉が有利に進む可能性が高くなります。
ただし、いくら売掛金が高額であっても信用が一定水準以上である必要はあるでしょう。
信用の低い高額案件はリスクが大きすぎて、かえってファクタリング会社から敬遠される可能性があります。
投稿者プロフィール
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ファクタリングライター歴7年。
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