手形割引とファクタリングの違い
手形割引とファクタリングの違い
ファクタリングとは別で、売掛金で資金を得る方法として知られているのが手形割引です。
手形割引とは?
手形とは物事の権利や権限を公に定めた文書全般のことで、約束手形のことをいいます。
約束手形は指定した未来日にあらかじめ定めた金額を支払うと金融会社を通して約束し確約したものです。
例えば、アパレルショップを営む会社、A社がいました。
A社はメーカーB社から服を100着50万円で仕入れました。
しかしA社には50万円全額を支払うほどのお金がありません。なので、売った収益で仕入れた代金を支払いたいと考えました。
そこで、登場するのが約束手形です。
手形の取引は両社の同意がいるので、
B社に同意をもらい、A社は仕入れた3か月後に50万円を支払う確約した手形を発行します。
そして3か月後にB社が発行された手形をもって銀行に行き、
約束の50万円を引き出せるという仕組みです。
ですが、手形を受け取ったB社も3か月先まで入金を待てるほどの経済力がありません。
ここで利用されるのが手形割引というものです。
B社は資金調達のため、この手形を銀行に持込み手形割引を受けることにしました。
銀行ではB社自体や手形の信頼性に対して審査が行われます。
ただ、形式上借り入れになるため、利息が発生します。
年利に相当する費用を手形割引率と呼び信用金庫・信用組合で2.5〜5.0%、
メガバンクで1.5〜3.5%程度が差し引かれて(割引されて)現金が手に入る仕組みです。
その後、B社は一定の割引率(3.0%とします)で割り引かれた現金(50万円-3%=48.5万円)を手にすることができます。
B社の信用度や手形の信頼性が薄い場合、金融機関では割引を受けられないこともあり、民間の手形割引専門会社というのも存在しています。
当然ですが、専門会社の割引率は法外で20%程度の割引率を提示されることも珍しくありません。
しかし、審査の問題や換金までに時間が掛かることから、より効率的かつ柔軟に売掛金を現金化する手法がファクタリングになります。
ファクタリングと約束手形の違い
この2つの決定的な違いは
・不渡りリスクの有無
・審査問題
ファクタリングは債権買取のため売ってしまった債権が倒産して支払えなくなっても補償義務がありません。
償還請求権が無いことからノンリコース型と呼ばれています。
その反面、手形割引は融資契約であり銀行に捧げた約束手形はあくまでも担保なので、
担保の価値が消えれば銀行側は借りた金は耳を揃えて返せと追求してくるわけです。
そして審査問題は、手形割引においては銀行からしてみれば
担保が手形なのか不動産もしくは何らかの財産なのかの違いで、融資の一種として扱われます。
そのため、不渡りが起きた場合に保証能力があるのか否かを重要視します。
なので、債務超過・税金保険未払い・赤字決算などマイナス要素が多いと取り合ってもらえない可能性があります。
対してファクタリングでは売掛金の信頼性に重点を置いて審査が行われます。
未払いがあれば損するのはファクタリング会社なので、あなたの会社の財務状況には興味が無く確実に回収できる債権なのかを最重要視しています。
審査に問題無い会社なら融資・手形割引に代表される金融機関系サービスが最も調達コストを抑えられます。
ですが、現実問題としてそんなに正常な会社は少数派ですので、高額な割引率を提示される民間系手形割引専門会社を使うくらいなら、メリットが多く支払いもスピーディーなファクタリングを活用することをお奨めいたします。
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ファクタリングライター歴7年。
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